就活に向けて資格を取りたいと考えている大学生も多いと思います。
しかし、就活に活かせるといっても、資格によってどの企業へのアピールになるかはことなります。
また、文系か理系かによって、取得しやすさが変わる資格もあります。
今記事では、そのような大学生の資格に関する情報を以下のポイントを中心に解説します。
- 【文系・理系別】大学生におすすめの資格15選
- 大学生が資格を取得するメリットとは
- 資格の勉強をする注意点とコツ
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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【ジャンル別】大学生におすすめの人気資格15選!
ジャンル別に大学生のおすすめ人気資格を紹介します。
就活や今後の生活に役立つ資格なので、大学生の方はぜひ参考にしてみてください。
大学生全般におすすめの人気資格5選!
以下では、大学生全般におすすめの資格を5つ解説します。
他の大学生と差をつけたい大学生は必見の内容となっておりますのでぜひご覧ください。
TOEIC・TOEFL
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最短500時間(〜800点目安) |
TOEIC・TOEFLは留学や就活だけでなく、日常生活や就職後の昇格にも役立つ大学生に人気の資格となっています。
また、取得目的によって、TOEICとTOEFLのどちらを取得した方が良いのか異なるため、受検前に注意することが重要です。
具体的には、TOEICは就活目的で、TOEFLは留学目的となっています。
自動車免許
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最短2週間 |
自動車免許は大学生に人気の資格で、資格を取得することで遊び・旅行などの活動範囲を広げることができます。
免許取得方法は2つあり、合宿で短期間で取得する方法と近くの教習所に通うことで自分のペースに合わせて取得する方法があります。
MOS
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最短50時間(MOSスペシャリストの目安) |
MOSは就職後に取得を求められることが多い資格の1つです。
MOSを取得することで、仕事の効率化を図ることができるだけでなく、仕事上の目に見えないパソコンスキルを世界中で証明することができます。
日商簿記
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最低300時間(日商簿記2級取得の目安) |
簿記は経理や財務を生業としている人だけでなく、万人が日常生活やビジネスパーソンとしても役立つスキルです。
また、大学によっては、資格を取得することで大学から単位をもらうことができることも人気の理由の1つです。
秘書検定
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最低50時間(秘書検定2級取得の目安) |
秘書検定は、社会に出た際の敬語やメールの書き方など、社会人として必要なマナーを身につけることができます。
試験の方法は筆記試験だけでなく実技試験もあるので、それぞれの対策が必要です。
しかし、実技試験を行っていることにより社会に出た際に即役立つので実用性のある資格です。
文系大学生におすすめの人気資格5選!
以下では、文系大学生におすすめの人気資格5選を紹介します。
文系大学生の方はぜひ参考にしてみてください。
FP(ファイナンシャルプランナー)
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最低300時間(FP2級取得の目安) |
金融業界や不動産業界ではほとんどの企業が取得を推奨している資格です。
また、就職や転職に有利になるだけでなく、副業にも生かすことができる資格でもあるため、今後のキャリア形成に重要な資格です。
宅建(宅地建物取引士)
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最低500時間 |
宅建は毎年20万人程度の受験者数で、日本最大規模の国家資格となっています。
宅建取得者のみの独占業務があるため、女性の再就職や社会復帰に大きく役立つ資格です。
宅建取得はキャリアプランを柔軟にしてくれるため、万人におすすめの資格です。
公務員試験
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最低1000時間 |
公務員試験は、大きく分けて国家公務員試験と地方公務員試験の2つ存在し、それぞれで難易度が異なるので目指すキャリアによって試験区分を選択する必要があります。
また、筆記試験だけでなく面接試験もあるため効率的な学習が必要になります。
行政書士
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最低800時間 |
行政書士は3大司法資格の1つに数えられる国家資格です。
行政書士の試験日は1年で1回しかないため、試験日を確認して、その日程に合わせて逆算した勉強をする必要があります。
法律の知識を得たい学生におすすめの資格です。
日経経済知力テスト(日経TEST)
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最低100時間(〜700点) |
日経経済知力テストは大学生にとって有名ではありませんが、企業が試験を導入している場合が多々あります。
知識の少ない分野を知るための課題発見的要素を持った試験なので、時事問題に関する自分の知識のレベルを把握するために受検することもおすすめです。
理系大学生におすすめの人気資格5選
以下では、理系大学生におすすめの人気資格5選を紹介します。
理系大学生の方はぜひ参考にしてみてください。
ITパスポート
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最短180時間 |
ITパスポートはIT系の基礎知識問題で構成されている国家試験です。
インターネットと共存する私たちにとっては最も重要な知識が身につきます。
どのような業界でも活用でき、問題も基礎的な問題が多いので、短時間で他の大学生との差をつけたいという理系大学生におすすめの資格です。
基本情報技術者
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最短200時間 |
基本情報技術者はITパスポートと同じく、高度なIT人材になるために取得しておくべき資格です。
ITパスポートよりも少し応用的な問題で構成されていますが、IT系の企業に就職したい大学生におすすめです。
また、基本情報技術者資格が必須の職業ではないので、スキルや知識を企業にアピールしたい人向けの資格でもあります。
ジェネラリスト検定(G検定)
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最短30時間 |
G検定は、AIやディープラーニングといった技術やビジネス活用などを理解し、ビジネストランスレーターとなれる人材を育成するための資格です。
ビジネストランスレーターとは、データやエンジニアリングとビジネスの双方を理解し、その橋渡しとなれるような人物のことです。
将来、エンジニアになり活躍したいという方にぜひおすすめの資格です。
ガス主任技術者
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最短100時間 |
ガス主任技術者は、一般家庭で使用されているガスの供給に関わる全段階にわたり、ガス施設の安全性と管理を担当する人材になるための資格です。
ガスを取り扱う現場の監督になることが多く、5,000円から数万円の手当を受けることもできます。
また、ガスは今後も使用されるエネルギーなので、需要がなくなることはなく、社会的に価値のある人材になれることは間違いないでしょう。
電気工事士
おすすめポイント |
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資格取得に必要な時間 | 最短200時間 |
電気工事士は、電気工作物の工事に役立つ専門的なスキルを身につけることができる資格です。
ガス主任技術者とともに、今後も続くだろうエネルギーの一つである電気の専門職なので、安定した生活が見込めます。
また、電気に関するスキルがある人材として、転職にも有利に働く可能性があります。
興味がある方はぜひ受験してみてくださいね。
大学生のうちに資格を取るメリットを3つ紹介!
大学生になると、留学や就活などのような様々な理由で資格取得を考えることが多くなるのではないでしょうか。
以下では、大学生のうちに資格を取るメリットを3つ紹介します。
資格取得を考えている大学生の方はぜひ参考にしてみてください。
就活に活かすことができる
就活において企業側が学生を評価する項目の1つとして資格があります。
ほぼ全ての企業のES(エントリーシート)には取得資格を書く欄があり、資格があることで就活が有利に進むことがあります。
企業によってはTOEICの点数やプログラミングの取得状況でエントリーできるか否か判断されることもあるので、大学生の早い段階で資格の勉強を始めることもおすすめです。
資格の勉強に時間を割くことができる
大学生活は就職後よりも圧倒的に時間があり、無理のない程度で資格の勉強に時間を費やすことができます。
資格の勉強時間は難易度にもよりますが、簡単なもので50時間、難易度高めで400時間となっています。
したがって、1日1時間の勉強時間でも、簡単なものは約2ヶ月、難易度高めでも約1年で取得することができます。
また、大学生活では講義と講義の間の空きコマで暇になる時間があるため、その時間に資格取得の勉強をすることで効率的に資格を取得することができます。
就職先でスタートダッシュをきることができる
就職後に会社側から資格取得を求められることが多いため、大学生の間に資格を取得することは大きなアドバンテージとなります。
また、資格取得が求められていない場合でも、資格取得した分野での知識は仕事を効率化し、同期との差を生み出すことができます。
就職先で利用しやすい資格は、「MOS」「ITパスポート」「TOEIC」「日商簿記」などが挙げられます。
資格の勉強をする上での注意点やコツとは
資格の勉強をするにしても、勉強するタイミングや人生計画次第で無意味なものになってしまう場合もあります。
この見出しでは、そんな資格の勉強をする上での注意点やコツを3つ紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
あくまで大学生!大学の勉強を最優先に
将来に向けて資格の勉強をすることは重要ですが、最優先にするのは避けましょう。
あくまで大学生なので、まずは大学の単位をとることが重要です。
講義の試験勉強やレポートの時間を十分に取り、その空いた時間などで資格の勉強をするようにしましょう。
大学生にとっての一番の資格は卒業資格です。
行きたい職業で活かせる資格を選ぼう
取得する資格は、将来活かせるような資格を選ぶようにしましょう。
就職活動や就職後のために資格を取得する人がほとんどだと思います。
しかし、その職業にマッチしていない資格を選ばないと、資格取得に費やした努力が無駄になってしまいます。
また、取得している資格が多ければ多いほど、今後のキャリアが築きやすいですが、まずはファーストキャリアに活かせるような資格を選びましょう。
勉強のスケジュールを立てて計画的に
資格の勉強は計画的に行うことが重要です。
明確な目標設定を行い、試験日までに必要な勉強時間を逆算することで、自身の立ち位置を確認することができます。
また、大学の講義やアルバイト、サークルなど、充実した大学生を送るためにどうしてもさまざまな要素が絡み合います。
資格の勉強をするために物事の優先順位を決め、すべての要素の調和を図った上でスケジュールを立てるようにしましょう。
大学生の資格取得についてよくある質問
資格取得に関する情報がどこで手に入るのかといったことや大学との関係性などを知りたいという大学生も多いかと思います。
この見出しではそのような資格取得に関するよくある質問にお答えします。
是非参考にしてみてくださいね。
大学の成績は試験に関係ある?
A.関係ないが、大学が指定した科目を受講することで取得できる資格もある
基本的には関係ありません。
しかし、大学が指定した科目を受講することで取得できる資格もあります。
例として、教員免許を取得するための「教職課程」、さまざまな資格を取得できる「資格課程」などを設置している大学もあります。
他の大学生と比べると、学業で忙しくなるかもしれませんが、気になったらぜひ自身の大学の事務センターに相談してみてくださいね。
どこで資格に関する情報を入手できる?
A.各大学の事務センターや生協など
資格に関する情報は、事務センターや大学生協といった場所で入手できます。
事務センターや大学生協といった場所にはポスターが貼ってあったり、資格のセミナーに関する情報が掲載されているチラシが置かれていることがよくあります。
興味がある資格があれば、ポスターをみたり、チラシを手に取ってみると良いでしょう。
資格の勉強はいつから始めるべき?
A.3年から就職活動が始まるから1〜2年の内から難易度に合わせて勉強することが重要
3年生になると就職活動で忙しくなります。
編集部では、時間が十分に確保できる1〜2年生のうちから勉強することをおすすめします。
また、行きたい企業にエントリーする際に、取得した資格やスキルを記入する欄があります。
その際に十分なスコアや階級を書くためにも、早いうちに計画的に勉強しておきましょう。
資格の勉強で充実した大学生活を送ろう!(まとめ)
今回は、大学生におすすめの資格や資格取得のメリット・注意点などを紹介しました。
大学生は、さまざまな活動を重複してやることが多いかもしれません。
しかし、その活動のちょっとした隙間時間などで資格の勉強をしておくと、将来的に役に立つ、充実した大学生活が送れるかと思います。
もし今記事で資格に興味を持った方は、ぜひ自分に合った資格を選んでみてください。
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