大学生が起業するメリットデメリットを紹介!成功のポイントや起業前にやることとは

その他
この記事は約10分で読めます。

近年では、ITツールの普及により、起業を始めやすい環境が整いつつあります。そのため、以前よりも在学中に企業に挑戦するアグレッシブな大学生が増えつつあります。

一方で、起業に高い関心を持っているものの、どのように始めたらよいかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、大学生が起業するメリット・デメリットを中心に幅広く解説します。

  • 起業に挑戦することで、自身を成長させたい
  • 誰とも被らない経験をし、ガクチカを作りたい
  • 可能な限りリスクを抑えつつ、起業に挑戦したい

という大学生の方が本記事を読むと、大学生が起業する利点や注意点を客観的に理解しつつ、目的を明確にしてチャレンジするヒントが得られます。

大学生が起業するメリット

時間に余裕がある

大学生が起業するメリットの一つ目は、時間に余裕があることです。
大学生は履修登録の工夫などにより自由な時間が作りやすく、起業活動に多くのエネルギーを注げます。一方で、社会人になると、自由な時間の確保が難しくなるため、大学生は最も挑戦がしやすい時期と言えます。
さらに、コロナウイルス感染拡大によりオンライン授業が普及し、時間や場所を問わない講義も増えました。したがって、とくに現大学生は起業に適した時期なのです。

リスクが少ない

リスクが少ないことも大学生が起業するメリットです。
起業活動は挑戦と失敗が付き物です。しかし、大学生はそれらの挑戦や失敗を就活の際に「ガクチカ」として話すことができます。つまり、どんな失敗も就活に活かせるためリスクが少ないと言えるのです。
さらに、大学生の時期は生活のすべてを自身で賄っているというケースは少なく、保護者のサポートを受けていることが多い状況です。そのため、起業に失敗したからといって生活が困難になるリスクは少ないでしょう。

支援を受けやすい

支援を受けやすいことも大学生が起業するメリットです。
多くの大学で、起業家支援サービス(アントレプレナーシップセンター)により、活動場所の提供や広報の支援を受けることができます。
そのため、社会人としてゼロから起業するよりも、立ち上げ時の支援が手厚いと言えます。
また、VC(ベンチャーキャピタル)などの、出資を受けやすい点もポイントです。
若くして行動を起こしている大学生起業家は、経営者の共感を得やすいため、資金調達の面でも支援を受けやすいうえ、起業家サークルなど同世代で同じ志を持つコミュニティにも属しやすいのです。

経験を先取りする

経験を先取りできることも大学生が起業するメリットです。

偏見が少なく活動的で柔軟な思考を持った大学生は、新しい知識や経験を取り入れやすい時期でもあります。
一方で、社会人だと日々の仕事の中で常識や価値観が固まってきてしまい、新しい知識や経験を受け入れにくくなってしまうといえます。

起業活動は、「経営者として数字と向き合う」「多くの人を巻き込んで物事を進める」など、大学生にとって貴重なビジネス経験を積むことができます
さらに、起業活動を通じてさまざまな経営者と関わっていく中で、多様な人脈を作ることができます。

大学生が起業するデメリット

以下では、大学生が起業する際のデメリットを解説します。懸念点を先に把握することで、客観的に自身の挑戦を捉え直しましょう。

社会人経験が不足している

大学生が起業するデメリットの一つ目は、社会人経験が不足していることです。

起業活動において、社会人経験を持っていることは重要なアドバンテージとなります。
しかし、大学生には社会人経験を持たない場合が多いため、ビジネス運営に必要なスキルや知識を持っていないことがあります。これにより、失敗や誤った意思決定のリスクが高まると言えます。

しかし、大学生のうちに社会人と同様の経験を積むことは可能です。
例えば、本格的な起業活動を行う前に長期インターンに参加し、社員からビジネスのノウハウを教わることは、社会人と同様の経験に繋がります。
また、起業家によるセミナーに参加することもおすすめです。

学業との両立が困難

学業との両立が困難なことも大学生が起業するデメリットです。

起業活動には多くの時間や労力が必要とされるため、学業に使える時間やエネルギーがどうしても少なくなってしまいます。起業活動を優先した結果、大学の単位が取れずに進級できなかったというケースは少なくありません。

大学生の本分は学業です。起業活動に時間や労力を使うこともよいですが、成功する保証がないため、学業とのバランスを考えながら行っていくことが重要です。しかし、どうしても起業活動を優先したい場合は、保護者の賛同を得て休学制度を利用することも選択肢の一つです。

遊びに時間を割きにくくなる

遊びに時間を割きにくくなることも大学生が起業するデメリットです。

大学生になると、お酒が飲めるようになり遊びの幅も広がるでしょう。
しかし、起業活動をしていく中でそうした遊びに時間を割きにくくなってしまうのが現実です。

気分転換として適度に遊ぶことがおすすめです。

大学生が起業する前にやるべきこと

大学生が起業する前にやるべきことを3つ紹介します。

事業が成功する確率を上げるために、必ずやっておくべきことなので、これから起業するという方必見の内容です。ぜひご覧ください。

継続ができるエネルギー・熱量があるか考える

起業する前に、その事業は継続して行えるものかを検討しましょう。

大学生活の前半はサークル活動やアルバイト、後半になるとインターンや就活などで忙しくなります。
起業したとしても、忙しいからといって続けることができなければ意味がありません。

したがって、どれだけ自分がその事業をやりたいのか、大学生活を賭けてでも続けていけるのかということを、起業する前に検討しましょう。

継続して行えるエネルギーや熱量を持って、起業することが重要です。

事業のアイデアを確立する

自分たちが行う事業のアイデアを、起業する前にあらかじめ固めておくことも重要です。

ある程度アイデアが固まってない状態で事業を始めてしまうと、スタートダッシュに失敗し潰れてしまう確率が高まります。

見切り発車にならないように、しっかりと検討・議論を繰り返し、アイデアを確立しておきましょう。

事業が持続するように計画を立てる

起業する前に、事業が持続するための計画を立てておきましょう。

ゴールを設けるだけで、向かうための計画がない状態で始めてしまうと、いつまで経っても成長しなくなります。

今月までに達成しておくべきタスクは何か、ランニングコストはいくらほど必要か、リスクが発生した時にはどのように対処するかといったことをあらかじめ計画を立てておくことで、事業が持続する確率はグッと上がります。

事業が持続するために、あらかじめ入念に計画し、成功のための準備をしておきましょう。

はじめやすい起業アイデア3選

以下では、大学生が始めやすい企業アイデアを3つ紹介します。何か自身で始めたいという気持ちを持ちつつアイデアが思い浮かばないという大学生の方は必見です。

また、これらの起業アイデアを多く吸収するためには、長期インターンなどを経験することも重要です。
長期インターンに興味がある方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

おすすめの長期インターンはこちら

【失敗しない】大学生におすすめアルバイト・インターン13選!
本記事では、大学生におすすめのアルバイトや長期インターンを紹介します。職業選択を後悔したくない学生には、複数の観点からポイントを押さえた本記事が必見です。

アフィリエイト

まず、大学生が始めやすい企業アイデアのひとつめは、アフィリエイトです。

アフィリエイトとは、成果報酬型のインターネット広告を指します。
アフィリエイトは、「Webメディア」「SNS」で活発的に行われており、スタートのハードルが低いため大学生におすすめです。

とくに、Webメディアを執筆しつつアフィリエイト広告を掲載する手法は、1日あれば始められるほど手軽に始められます。
まずは、
自身の力で収益をあげることを目標に試行錯誤を繰り返しましょう

アプリ開発

アプリ開発の受注も大学生におすすめの企業方法と言えます。
プログラミングを以前より勉強している大学生はもちろん、近年では「ノーコード開発」というテンプレートを組み合わせたアプリ開発ツールも広がりを見せています。インターネット上に数多くの教材があるため、ノーコード開発を含め技術職のスキルを学ぶことは非常におすすめです。
とくに現在、エンジニアの需要は高まり続けながら、母体数が足らないという需要と供給の不一致が存在しています。
そこで、従来のコード開発よりも独学で始めやすいノーコード開発は時間の余裕のある大学生と親和性が高くかつ、需要が高まっているためおすすめです。
ノーコード技術について詳しく知りたい方は、以下のサイトが分かりやすいです。
ノーコードウォッチ

大学生向けサービス

最後におすすめの起業アイデアとして、大学生向けサービスの運用です。
ターゲットを大学生に絞るメリットは2つ挙げられます。

ひとつめは、自身が大学生であるため、ニーズがつかみやすい点です。「今自身が欲しいもの」や「友達が困っている事」など、ニーズ調査が容易なため事業を始めるハードルが低くなるのです。

ふたつめは、身内ベースで集客を始められる点です。大学生が起業する際に、資金面での課題は大きく莫大な広告費をかけてサービスを広めることは難しいと言えます。

したがって、大学生向けサービスを展開すれば自身の友人やサークル仲間など、身内ベースで集客を開始できリスクヘッジが取れるのです。極力リスクを抑えて、事業を進めるためにターゲットを大学生に絞り事業を進めていく方法がおすすめです。

大学生企業を成功させるポイント

以下では、大学生が起業を成功させるポイントを解説します。大学生が起業するという武器を理解し、活用することで活路が開きやすくなるため必ず確認しましょう。

スモールスタートで始める

まず、大学生はスモールスタートで事業を始めることを意識しましょう。

スモールスタートとは「まずは限定的なサービスから始め、需要などによりサービスを拡充してく」という方針を指します。
たとえば、新規アプリ事業を始める際にニーズ調査をする前に、数百万単位の開発を発注することは現実的ではありません。

大学生はとくに、社会人起業家に比べ資本で優位を取ることは難しいため、ニーズのはっきりしていない事業に対しムリに資本を費やすべきではありません

まずは、低料金で始められるWebアプリで需要とともに開発を依頼するなど、自身のやりたい事業でもリスクを最小限に抑えた行動を模索しましょう。

素直に教えを乞う

つぎに、大学生は素直に大人に教えを請いましょう。

他の起業家よりも先に「経営者」としてのキャリアを歩めることは大きなメリットですが、社会人経験を含めた人生経験に関して大人に分があります。
また、専門的なスキルや知識量でも経験年数の差から、有利とはいえません。

そこで、大学生の強みともいえる、教えを乞いやすい点を最大限活用しましょう。
とくに、学生向けVC(ベンチャーキャピタル)を展開している起業家など、大学生を親和性の高い社会人は、実りあるアドバイスをしてくれやすいです。

素直に教えを乞う姿勢を忘れず、多くの知識を吸収していきましょう

起業する目的を明確にする

大学生が起業を成功させる3つ目のポイントは、自身の目的を明確化することです。

なぜ、起業しようと考えたかは千差万別であり、人により異なります。
一方で、実際に事業を始めるなかで自信を取り巻く環境の変化とともに初心を忘れてしまうことはよくあるケースなのです。

たとえば、利益は度外視で社会貢献をしたいと起業した方が、思わぬ収益に浮足立ち初志貫徹できずに事業を辞めてしまう等が挙げられます。
そのため、自身が起業を通して得たいことを改めて明確化し、
あくまでも企業はその手段であると認識することで成功する確率が高まるのです。

大学生起業のメリット・デメリットまとめ

ここまで、大学生が起業するメリット・デメリットを中心に解説しました。
大学生は、時間的余裕や経験を先取りできる点で、起業におすすめな時期と言えます。

一方で、大学生だからこそ注意すべき点も存在するため、後悔しないためにとくに起業目的を明確にしてからチャレンジしましょう。

とくに、現大学生はコロナ渦で普及したオンライン授業等により、学業とも両立しやすく企業におすすめの時期と言えます。

自身が大学生であることの強みと弱みを正確に把握し、武器としてうまく活用しましょう。

是非、本記事を参考にし起業に挑戦し、大学生活を一生の思い出にしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました